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- 作者: 山井教雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01/19
- メディア: 新書
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ユダヤ教の始まりからアラファト議長が死ぬまでの流れを大雑把にイラストを交じえて解説していく。ここまで大雑把にやられると、以外と人類の歴史は短いのだなと錯覚してしまう。しかし、そうはいってもとにかく入り乱れているし、いくらシンプルに書かれていても、ひっちゃかめっちゃかとしていて理解するのに酷く時間がかかった。
それに仮にいくら簡単に説明できたとしても、そこにあった人々の感情を考えるとやはりそう簡単に誰がどう悪いなどと言えない話であるし、同じ神を信じている者同士が何故歪み合わなければならないのか、そこに人間のどのような心理があるのかまではさすがに理解しえない。この歴史の動きに対し、どうして?と自分が思う事柄の裏側には常に、わたしには到底理解不能なものが存在しているのだろうから。しかし、嘗て千年もの時をユダヤ教とイスラム教が平和に過ごすことが出来たのだから、無理なわけないとおもうのだ。
それと、「私はユダヤ人でもあり、アラブ人でもあり、パレスチナ人でもある。」なんてことになってる人達までいるらしいことに驚いた。やっぱり、なにがなんだかわからない世界である。
毎日忙しすぎて、脳味噌の神経がびきびきいってる。